2014年11月22日

秋の種市 ありがとうございました

秋の種市と種市大学が終わりました。
感謝とか後悔とか充実感とか、いろんな思いが混沌としていつも文になりません。
足を運んでくださったお客様、主催者のお二人、そして関わられたすべての皆様、本当に有難うございました。
この場でなければ絶対にお会いできなかった方々と、一緒にお仕事できた喜びを改めて感じています。


ヒトト会場のマーケットでは本当にたくさんの方にお買い上げ頂いて有難うございました。
お客様の野菜を見る目がものすごく真剣で嬉しくなります。
後半のほうは種類が少なくなって申し訳ありませんでした。

FOOD担当、ごはん屋ヒバリさんにお野菜・大豆を使っていただきました。
初めてのタッグで、提供前の少しのやり取りでも緊張しました。
お昼を食べる間もなく、やっと夜いただいたピビンパがお腹に染み渡りました。

会場が別でお会いできなかったのですが
ラムヤートさんにはにんじんジュースを使っていただきました。
パンを買いにいけなかったのが残念です。

あとは宮原さんとお豆腐の物々交換とか。
私の販売した豆腐とはカラーが違うのですが、やっぱり美味しかった。
いまこういうお豆腐売ってないなあと思います。

田村くんの糀で漬物作るのも楽しみです。
自分のオリジナル糀を売るって本当にかっこいいと思いますよね。
コメ作りたくなってきました。

夜のタネ会議は主催者お二人の鉄板トークが盛り上がっていて、
生産者にもマイクがまわしていただき9時半に終了。
そしてそのままの流れで我々は種市大学の会場相模湖に移動しました。

- - 種市大学へ - -

到着して荷物の搬入が終わると12時、そこからヤレヤレの飲み→二時半まで激論、
翌朝8時くらいに起きたらとっくに皆さん準備のお仕事を始めていました。
たぶん奥津さんだと思うのですが、5時半くらいに起きてた人も居たような。
百姓の3人だけがぎりぎりまで布団に入っていました。


宿泊もできるこの会場はすどう農園さんのお膝元、篠原の里という小学校をリノベした施設。
ノスタルジーあふれる教室で大人70人がまる一日集まって、
みっちりのお勉強と二度の食事&宴会というディープな一日を共有。
普通はこれで楽しくないはずがないのですが、そうやすやすと楽しませてくれないところはさすが種市大学です。


朝はすどう校長先生(?)の朝礼と里山での生活、食文化。
私の印象では相模湖のあたりは里山というよりも山。
午後の白水先生のお話とあわせ、山の恵みについて、知らないことばかりでした。

その後午前の講義は信州大学の根元和洋先生のお話。
要約しますと、ある在来種を保全するために、その在来種をF1化して流通しやすくするというお話。
これだけ聞くと、私としては大いに抵抗があったわけですが、中身を聞いて納得しました。
この場合のF1は雄性不稔などの遺伝子汚染が無く、単なる同品種同士での交配でしかありません。
これで収穫や流通しやすくなるのであれば、ノーリスクの素晴らしい種ができたことになります。
自分にとっては朗報に聞こえたわけですが、意外と評価は真っ二つに分かれました。

在来種の保全という目標は同じでも、家庭科から入るのか、生物から入るのか、算数か、美術なのか。
とりうる手段は人によってずいぶん違うことがわかりました。
個人的には手段も多様なほど良いと思いますので、もっと喧々諤々議論できたらいいなと思いました。
そして皆さんの本気のお陰で自分もテンションがあがりました。

お昼はオカズデザインさんによる給食(!)
もうこれだけで楽しくなりますね。
岩崎さんの春菊に、自分の提供した春菊が混ざってしまってすみません。
カレー、というかもう別の次元のお料理でしたが、もちろんめちゃめちゃ美味しかったです。
個人的には硬い鶏肉が良かったです。


午後は田口ランディさんの「山の神」のお話、山神へのお祈り、分科会も。
全員に四股をふませたり、寸劇をさせたり、
ランディさんは会場にあえて気恥ずかしい雰囲気を作って全員で反応を楽しむ、ああさすが遊びも玄人なんだな〜と感じました。
でもたぶんSだな。。
そういえばお祈りのときのお面もそっち系だったし。。。

いっぽう自分が参加した流通分科会は、古来種野菜の厳しい現実をさらに掘り下げて沈んでいく、救いの無い展開!
あえて暗くしようとしなくても、現状報告するだけでこんなにも沈んだ雰囲気になるのかと、だんだん自嘲ぎみに笑えてきました。
対照的にこちらは相当Mな展開。
まあ自分から進んで百姓やろうなんて人はみんなそれなりにMなんだろうと思います。

ディスカッションは朝のF1の話でまた盛り上がってあっという間に終了、
そして待望のディナーです。
のらぼうの明峰さん&船山義規シェフのチームのコラボ。
スペシャルなお肉と、種市関係の野菜が集まって調理されて出てくるんですよ。
いま思い出してもにやけてくるほど贅沢な時間でした。
日本酒もめっちゃくちゃ美味しかったなー。

疲れと酒で、ろれつの回らない偏屈親父状態の私の話をきいてくれていた皆さん、有難うございました。
帰る人たちを9時ごろ見送り、残った組は3時くらいまで飲んでいたでしょうか。

翌朝、私は羽田まで行く人を乗せて出発。夢の時間は終わりました。
帰りは頭が朦朧として、もう会話が成立してないのを実感しました。池松くん、中村くん、ごめんな。
山本さんに料理長さんのお仕事をもっと聞きたかった。
でもいつか雲仙と福岡には行けると信じています。

- - - -

種市とは全く関係ありませんが、高倉健さんが亡くなりましたね。
最後まで小細工しない、見事な亡くなり方でした。
意味のわからない政局で混乱する世の中に、
俺の死に様を見て、悔い改めろ、恥を知れと言っているような気がしてなりません。


では、種市の縁に感謝しつつ日々の仕事に戻ります。
厳しい状況でも、これでまだまだ続けられそうです。
お客様、お世話になった皆様、ここまで読んでくださった皆様、本当に有難うございました。
またお会いできますように!
posted by 宮本農業 at 08:13| Comment(0) | 日記
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