2013年12月29日

うまく届かない

先週の講座をはじめ、これまで小規模ながら何回か固定種やら有機の話をさせて頂きました。
話の下手さはありますが、一応それなりに最低限のことは伝わっていると思います。
そして私の思いに同意して頂けた方がほとんどだとも思います。

結果、なかには私の野菜を購入しますとすぐに申し込んでくれた方が何人かいます。
しかし多くの方はそうはしません。
かといって私以外の固定種農家から野菜を買うようになったかというと、たぶんそうでもないのです。
つまり固定種やら無農薬やらが良いと理屈の上では理解しても、即行動には移さないのです。

諸外国と比べ、日本では圧倒的に有機栽培の割合が少ないようです。
10分の1どころではなく、圧倒的に少ないのです。
有機農業推進法という法律もできているのに進まないのは、需要が少ないからでしょう。


これは仮説ですが、日本人っておそらく、最終的には国産のものを信用しているんですよね。
自分もそうなんですが、「日本人ならそこまで無茶なものは作らないだろう」っていう
最低限の信頼感みたいなものが、薄いなりにもしっかりと心の底に宿っているような気がします。

それは国民性として素晴らしいことですが、
それがある限りはなかなか現場は変わらない。
有機野菜もたまには買うけど、入手しやすいスーパーの野菜でも生活には事欠かない。


頑張って訴えても、いつもモワッと受け流されてしまうような変な感覚があります。
種市がイベントとして成功しても、固定種がどんどん世の中のスタンダードとして
浸透しているのかというと、いまひとつ手ごたえに欠けるような気がするのです。

何をすればいいんでしょうね。
もしくは何もする必要が無いのでしょうか。
皆さん時間がなくて、材料としての野菜自体が必要ないのかも。
ある程度時間が必要な面もあると思います。

別に絶望しているわけでもないのですが、
素直に難しいなあと思います。
posted by 宮本農業 at 02:50| Comment(0) | その他
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