2015年02月09日

三浦大根

関東の在来種のダイコンには偉大なるご先祖様がいまして、練馬ダイコンといいます。
練馬区はいまでも畑が割と残っている地域ですが、ここで江戸時代に育てられた優秀な品種が
全国各地に飛んで、いろんな在来種となって残っています。

三浦大根もそのひとつ。寸胴でなく真ん中がぷっくり膨らむ形状のため、
輸送効率が悪く、原産の三浦半島でもほとんど栽培する農家が居なくなってしまったそうです。

育ててみて思うこと。

・農薬いらず
他のダイコンは虫にやられて壊滅する時期でも、三浦大根はほぼ生き残れる。

・貯蔵性
大きくなってから、長い間畑に置いておけて、しかも味の劣化が少ない。

・深い
地中深くもぐっていく力が強いので、収穫がしにくい。深すぎて無理に引っ張ると折れる。

・やっぱり美味しい
生でサラダでも、おろしでも、もちろん煮物でも。
スライスして塩もみするだけで立派に一品になります。


ということで本当に優秀な品種です。三浦大根。
これは今後もずっと作るな。

ちなみに地元の三浦半島で現在大量生産されている三浦大根は「黒崎三浦」というF1だそうです。
美味しくて安全で安いならそれでもいいかなと思いますが、まだ食べたことはないのと
雄性不稔技術についてはわかりません。

いまや昔ながらの三浦大根のタネを生産する農家自体がほんのわずかしか居ないようです。
もちろんサカタやタキイのような大手は自社保管用にずっと種とりしているはずなので
絶滅というわけではありませんが、それにしても寂しい話です。

三浦大根のスペシャルレシピ、お待ちしています。
posted by 宮本農業 at 23:05| Comment(0) | お野菜データ

サトイモ[土垂れ(どだれ)]

今も昔もサトイモの定番といえばこの品種。
関西ではサトイモのことを「こいも」と呼ぶことがありますが、これでは品種が特定されません。
サトイモにも、石川早生にも、エビイモにも「親芋」「子芋」「孫芋」が存在します。
種芋から最初に出てくるのが親芋、親芋から出てくるのが子芋です。

またサトイモにはF1はありません。サトイモ・ジャガイモなどのように種芋で増やすものや、
株分けで栽培するもののように受粉がないものは、原則すべて固定種・在来種です。

調理法としては、
・蒸すだけ簡単なきぬかつぎ(皮に切り込みを入れてから蒸すと皮がむきやすい)
・ダイコンとサトイモのたきあわせ
・イカとサトイモのたきあわせ
等があります。

ほか、オリジナルレシピを一点。
・里芋バーグ
(1)里芋は皮をむいてゆでる(又は蒸す)。
(2)柔らかくなったら、好きな具合につぶす。
(3) (2)に、みりん、味噌、しょうゆ、ねり胡麻、干し椎茸のみじん切り、ネギのみじん切りなどを加え、
丸く成形する。※ベタつくので、手を水でぬらしながら成形するとよい。
(4)片栗粉をまぶし、高温で揚げる。
塩、ソース、めんつゆなどで食べる

お好みで豆板醤を加えてもよく合います。
ネギのみじん切りはポイントだと思います。
柔らかく仕上がるので、ソースで食べるとお好み焼き感覚でいただけます。
手間はかかりますが、子供の食いつきもいいです。お試しを!
posted by 宮本農業 at 22:26| Comment(0) | お野菜データ